ブックタイトルac_cho_0002_takanabe
- ページ
- 6/46
このページは ac_cho_0002_takanabe の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは ac_cho_0002_takanabe の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
ac_cho_0002_takanabe
然第二章地形・地質自第1編第一節地形の概観本町の地形を述べるに先だって、まず宮崎県の地形について、宮崎県地質図説明書(昭和五十五年・宮崎県〉によって概観してみたい。本県の地形は、大きく山地・内陸部の盆地・平野の三つの部分に分けられるが、山岳地帯が多く、総面積のほぼ八O%は山林と原野で占められている。県北部から西部にかけては、一、000υ川から一、七OOM川級の高峰のほか、一、OOOM川級の山並みが幾重にもうねり、九州の屋根として北東から南西へ走る九州山地を形成している。南東に向かって少しずつ高さが低くなり、その前縁には三角形状の宮崎平野が広がる。平野の三分の二は台地で、沖積平野は河川の流域に沿って分布しているにすぎない。また、九州山地を流れる河川は、おおむね北西から南東へと流れており、帯状の山地を横断して日向灘へと注いでいる。海岸線は、美々津付近を境にして、北は山地が海まで迫って屈曲の多い海岸線となり、南は青島まで約六0キロに及ぶ直線状の砂浜海岸となっている。県南には、一、OOOU川以下の山々が北北東から南南西に延びていて南那珂山地をつくり、その西に都城盆地が並ぶ。海岸線は山地が海まで迫り、岬や入江に富んでいる。県の南西端には、一、三OOU川から一、七OOい川級の火山に、/['1且t~山地Eヨ沖積低地と古地区ヨ内陸盆地\士l呂町R」一J............J熊本一足児き県個の火口と八個の火口湖を持つ霧島山地が、加久藤・小林・野尻・都城の各盆地に取り囲まれるようにして存在している。第二節台地と低地五本町は、東西・南北ともにほぼ九キロで、三角形状に近い。最も高い地点は、茶臼原台地上の大谷南部で海抜二二ハM川である。町全域で海抜一OOU川以上の台地は約六・一%、四OU川から一OOM川までは四三・六%、四OM川未満が五0・三%であり、低地と台地の割合がほぼ同じである。第3図宮崎県の地形(宮崎県地学ガイド・昭54、県高校教育研究会理科地学部会原図つ6