ブックタイトルac_cho_0002_takanabe
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第一章位置・面積・町域位本町は、第1図に見られるように、九州の南東部を占める宮崎県のほぼ中央、おおよそ東経二一二度二七分から一一一二度三三分、北緯三二度五分から三二度一O分の聞に位置して置いる。位置・面積・町域4。』空" I直立コ"司第1図図置位また、国鉄日豊本線と国道一O号線上にあって、南へ約三0キロに県都宮崎市を、北へ約四0キロに新産業都市日向市を控えている。隣接町村へのバス路線や、国鉄日肥線パスル1トの起点にもなっている。宮崎県の面積は約七、七三四平方キロあり、全国で一面積四位の広さである。その中にあって本町は、四三・五三平方キロの面積を占め、県下九市二八町七村のうちで最も狭い町であ第1章るその反面、人口密度は一平方キロ当たり五二七・二人であり、宮崎市の九二六・四人に次いで県下で二番目に過密な町である(昭和五十五年十月一日現在)。東は単調で屈曲のない日向海岸の中央部分に当たる本町は、黒潮の洗う雄大な日向灘に面している。西は茶臼原台地で西都市と、同じく中原・百合野原へと続く台地で木城町と接し、遠くに青々と連なる山並みを控えている。北は川南原台地で川南町に、南は水谷原台地で新富町へと続いている。また、北西部には台地を二分して流れる小丸川と、その流域が開けていて木城町に続き、郷土の歌人安田尚義が、町域尾鈴山ひとつあるゆゑ黒髪の白くなるまで国恋ひにけりと詠んだ秀峰尾鈴を眺めることができる。その南麓、小丸川の上流には作家武者小路実篤の求めた「新しき村」があり、村を見下ろせる前坂に、次の詩碑が建っている。山と山とが讃嘆しあうように、星と星とが讃嘆しあうように、人間と人間とが讃嘆しあいたいものだ。現在の町域は、南高鍋・北高鍋・高鍋町・蚊口浦・持田・上江の六つの大字からなり、更に多くの字に第2図のように分けられている。3