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概要

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第五節土地の利用県全体と木町について、用地別構成を比較してみると第ロ図に一示すとおりである。本町は、林野が少なく宅地と耕地で半分以上を占め、低地はもとより台地も聞けていることが分かる。また、その他の河川・海岸・道路などが、約二五%を占めていて大きな特色となっている。全面積の四三%を占める耕地には、稲・甘藷・タバコ・茶・大根・馬鈴薯・白菜・ミカンなどが栽培されている。第日図は、近年調査された土地分類基本調査(宮崎県・昭和五十九年)から、本町の土地利用状況を示した。日向地誌の高鍋村の記述に「水利は使ならず十余日雨用水の確保ふらされば必ず早災に躍る」とあり、持田村は「十余日雨ふらざれば多く皐災に躍る」とあり、上江村は「十五六日雨ふらざれば多く皐災に躍る」とある。用地別構成農業用水の確保は、古来から重要な課題であり、いろいろと工夫されためいけてきた。その主なものとして落政時代からの溜池やかんがい水路をあげることができる。高鍋町文化財要覧第一集から、いくつかをあげると次のようである。地形・地質。谷坂堤高鍋で最も古いもので、元禄五年三六九二)一月十六日着工、翌年二月三日完成。延べ九二三人を要した。現在三個あるものの最下段のものである。中段は宝永三年(一七O六)十月完成、延べ一、二O四人を要した。。長宝寺堤元禄七年三六九四)四月十三日完成。最大規模のもの第2章県崎宮l町銀l1吉田I昭58 . 3・宮崎県統計協会〕用地別構成(宮崎県勢要覧第12図17