ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

20131128_ikigaido_book

生活便利帳知って得する!60歳からのマネー学60歳からのマネー学子どもが巣立ち、定年退職を迎えると、お金の価値も使い方も大きく変わってきます。完全にリタイヤした後は、年金や貯金に頼る生活になりますから、無駄なく賢く暮らしていく必要があります。この機会に、お金のことも真剣に考えてみましょう。年金自分で請求しないともらえませんよ!保険無理・無駄をなくし、本当に必要な保障へ第二の人生、ライフプランを描く公的年金には、国民年金、厚生年金、共済年金の3種類があります。それぞれ加入期間や納めた保険料に応じて、支給開始年齢や年金額がことなります。また現在は、支給開始年齢が段階的に引き上げられている真っ只にあり、生まれた年、男性か女性かによって開始年齢が異なりますので、自分がいつからもらえるかしっかり把握しておきましょう。公的年金は、受給年齢になったら自動的にもらえるようになると思っている人も多いようですが、年金は自分から請求しないともらえません。受給要件を満たした方には、支給開始年齢に達する3か月前に「年金請求書」が届きますので、書類にしっかり目を通し、申請の準備を始めましょう。厚生年金・国民年金についてのお問い合わせ宮崎年金事務所? 52-2111*共済年金については、各共済組合にお問い合わせください。若い頃にかけた保険、そのままにしていませんか。ライフプランの変化にあわせて常に見直すべき保険。ほおっておくと、定年後の家計を圧迫しかねません。たとえば子どもが学校に通う間は、もしものときに家族が困らないようにある程度の死亡保障が必要です。しかし子どもが独立すれば大きな死亡保障よりも、病気や介護にかける保障のほうが必要になってきます。長く入っている保険を解約すると損をするのでは、という不安があると思います。しかし、掛け捨ての保険であれば大きな損はありませんし、ダブりや保障が大きすぎるものも一度見直してみる必要があるかもしれません。これからセカンドライフを迎える人は、まずは準備できる自己資金を出してみましょう。現在の貯蓄、退職までに貯められるお金、退職金、夫婦の年金などまずはプラスの資金から書き出します。次に、残りの住宅ローン、子どもの結婚資金、この先使う予定のお金などマイナスの資金を洗い出します。プラス資金からマイナス資金を引くと、老後の資金が見えてきます。2台あった車を1台にしたりコンパクトカーに変えたりと、暮らしはシンプルにしつつも、現役時代にはできなかった旅行や習い事、友人づくりなど、生きがいとなるものにはある程度の費用を取っておきたいものです。ボランティアや地域活動なら、お金もかからず、大きな充実感も得られることでしょう。なるべく早く具体的なライフプランを立てることが、この先の人生を実り多いものにしてくれるはずです。114